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ステロイド剤投与のコツ

ステロイド剤は自己判断で止めない

ステロイド剤というと、一概に強い薬という意識をもっている人がいますが、実は、そうでもありません。
たしかに長期間の使用には副作用があるのですが、ステロイド剤の恐怖が語られる裏には、十数年前に発売されていたステロイド剤の副作用が強かったために、今でもステロイド剤というと怖い薬というイメージができあがってしまっているのです。

ステロイド剤は、炎症やカユミによくききます。
炎症やカユミというのは、例えていえば、皮膚が火事になったような状態にあり、ステロイド剤は消化剤にあたります。
ですので、炎症やカユミがおさまったということは、火事が消えたと同じこと。
炎症等がないのにステロイド剤を塗り続ける必要はありません。
ステロイド剤にはいろいろな強さがあり、使う部位や炎症の程度に合わせて処方されますので、医師の処方を守って使用することが大切です。
止める時にも、決して自己判断でやめないようにしましょう。
リバウンドがひどくなったり、シミが残ったりすることがあります。

外用薬の持続時間は6〜8時間です。
ですので、一日に何度か、塗らなければいけませんが、その際は、前に塗ったステロイド剤を皮膚から除去するという意味と、汗等を取り除き、肌を清潔にするということから、ぬるめのお湯でガーゼか薄い綿タオルを浸し、皮膚を拭いてから、ステロイド剤を塗るようにします

ステロイド剤だけで、完治するわけではない

ステロイド剤だけで、アトピー性皮膚炎が完治する訳ではありません。
ステロイド剤で、肌の表面がキレイになったように見えても、皮膚の健康が取り戻せて、アトピーの原因がすべて取り除けているとは限らないからです。
ストレスや食事等、アトピーの患者を取りまく環境すべてをしっかり見つめ直すことも必要です。
一旦はよくなっても、アトピーが再発するということは、よくあります。
その時に、自分のアトピーの原因をしっかりとみつめていることが、再びアトピー性皮膚炎の症状を改善していく上で、参考になることでしょう。

ステロイド剤の怖さだけを強調して、民間療法のハウツーを情報として売ったりするビジネスが流行しています。
民間療法がまったく効かないとはいいません。
確かに症状が改善する人もいるのですが、すべての人に同じように効く民間療法はないということは知っておいてほしものです。

 
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